徒歩通勤をはじめたいが時間がない。徒歩通勤をやってみたが続かない。徒歩通勤をはじめる人、継続する人もはじめは習慣化するのに努力が必要です。徒歩通勤は合理的とは言えないため、選択する人は多くありませんが、自分の時間を確保できる。インプットとの相性が良い。運動不足の解消などの様々なメリットもあります。
運営者は5年以上の徒歩通勤の経験を元に、徒歩通勤の習慣化への道のりについて解説します。徒歩通勤に興味がある方、最近運動不足が気になる方、生活に刺激がほしい方、健康意識が高い方、自分の時間に余裕のある方は、この記事を最後まで読んでみてください。
1 【徒歩通勤ロードマップ】徒歩通勤5年以上の経験者が解説する徒歩通勤習慣化の手法
① 行動が習慣になるまでには平均66日
書籍「小さな習慣」(スティーブン・ガイズ著、田口美和訳、ダイヤモンド社)によると、行動が習慣化されるまでにかかる日数は平均66日です。習慣は簡単に身につくものではありませんが、努力を続けることで必ず習慣化することができるとも言えます。私も徒歩通勤をはじめた頃の夏の暑さ、冬の寒さにより、徒歩通勤をサボったこともありましたが、続けるうちに習慣化し、現在は強い雨が降らない限りは徒歩通勤を継続できています。
② 合図を決める
書籍「小さな習慣」によると習慣化するまでは、行動開始の合図が必要としています。行動開始の合図とはこれをすることで半強制的に徒歩通勤への行動を起こさせるものです。この合図を決めることで、意識を切り替えることができます。
例えば、
⇒最寄り駅の1駅手前の駅にきたら下車すると決める
⇒徒歩通勤をする日は目覚まし時計を1時間早くセットする
⇒家を出る前にお気に入りのアプリで天気を確認する。
のように簡単な合図を設定することが重要です。
③ 意思のちから
習慣化するまでは、小さなステップと意思のちからで取り組むことが大切です。小さなステップとは、徒歩通勤を習慣化するまでの段階です。私は
の順番で少しずつ取り組みを進めることをオススメします。意思のちからとは、絶対に「なにかの行動」をとるように自分に強いるちからです。こう表現するとなんだか大変そうに思えますが、「なにかの行動」を小さすぎて失敗しようのないような簡単な行動に置き換えると、決して難しいことではありません。次の章から具体的な小さなステップについて解説します。
2 【情報収集】はじめるには相手を知る
① 相手を知る
あなたが考えている徒歩通勤のプランを明確にしてください。地図アプリを開いて経路検索を行うだけでミッションクリアです。まずは取り組むハードルの高さを認識することが大切です。それに向けた準備を考えることがクリアに向けて必須だからです。1駅手前から会社までの距離が5kmある場合、徒歩通勤を取り入れるのはなかなか難しいという判断になります。この場合に違ったアプローチができるのかを考える必要があります。たとえば乗車する駅を1駅伸ばして自宅からの最寄り駅で1駅分徒歩通勤してみてはどうかといった具合です。とにかく目標をより具体的にイメージすることで現実的に考えることができます。
② 目的を明確にする
徒歩通勤をはじめる目的を明確にしてください。徒歩通勤をすることで、えられるメリットを明確にイメージすることでモチベーションも下がりにくくなります。徒歩通勤の時間で音声コンテンツでインプットする時間にしたい。自然を楽しむ時間を取りたい。何も考えずに息抜きをする時間がほしい。いやな同僚と駅で鉢合わせしたくない。などいくらでも目的が出てくるはずです。私はもともと歩くことが好きだったのと、自分の自由な時間が欲しかったので徒歩通勤をはじめましたが、自分の時間のために行動する意思のちからは強いと自分でも感じました。
③ ご褒美を探そう
徒歩通勤をはじめることで得られるご褒美を考えてみましょう。ご褒美があれば自然に行動することができます。想定外の雨が降った際の帰宅ラッシュ時などは、どうしても電車で帰ることが考えてしまいがちですが、
⇒徒歩通勤の経路で寄り道して帰ってもよいこと
⇒自宅近くのコンビニで買い食いして良いこと
といったご褒美があることで、モチベーションに関係なく最初の1歩を踏み出すことができます。
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3 かたちから入るのもあり!?準備を開始
① 徒歩通勤に必要なもの
最低限必要なものを書き出してみてはいかがでしょうか。新しいことをはじめるのに、最初の1歩目を踏み出すことが1番のハードルです。歩くのに革靴やヒールでは効率が悪いですね。最低限歩きやすい靴の準備は必要です。スニーカーを準備できれば最高ですね。そのほかリュックサックやワイヤレスイヤホンなどの快適に過ごせる準備なども有効です。準備するときのわくわく感はなんとも言えませんよね。楽しくなってくるはずです。少しの無駄遣いは許容してみてはいかがですか。
② 必要な手続き
会社に徒歩通勤の変更に手続きが必要な場合や別途最寄り駅などの駐輪場の解約などの手続きが必要であれば準備が必要です。ある程度慣れてきてからでもいいのであれば慣れてきてからのほうが良いのでしょう。これまで交通費だったものが徒歩通勤単独になる場合、通勤手当が変更になる可能性があります。これらの無申告は懲戒処分の対象になりかねないので注意が必要です。必要な手続きを実際にするのは少し先であったとしても把握しておくことは大切なことです。
③ 楽しみながら取り組む準備
徒歩通勤をはじめるにあたって、時間を有効活用できるような取り組みを考えてみてはいかがでしょうか。より一層徒歩通勤へのモチベーションが上がってきます。自分が勉強したいと思っている英語学習の音声アプリや写真が趣味な方やカメラ片手にといった感じですね。私はドラクエウォークをダウンロードしたあたりから歩きたい衝動に駆られるほどでした。最初は楽しめるものからはじめて、慣れてこれば勉強の時間に充てるといったようにまずは慣れるために準備をしてみてはいかがでしょう。
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4 小さな習慣からのお試し実践
① スモールスタートが大切
準備ができたら小さく初めてみてください。まずは普段の経路を寄り道からはじめてみてはいかがでしょうか。歩く時間を延ばすことで、新たな発見につながることがあります。
実際に試してみると、
思いのほか時間がかかり、1駅分歩く間に日が暮れてしまったため、防犯関係のアイテムなどの準備が必要だとわかった。
事例2
想定していたよりも運動不足が深刻だとわかり、しばらく1駅分は難しい。
といった新しい発見があるはずです。出てきた課題について考えてみてください。
事例1には、アイテムの購入の検討が必要です。事例2には、寄り道により継続的に徒歩通勤をやっていくことで様子見することが必要です。
これでPDCAサイクルの一連の流れが完成しました。
② アウトプットして軌跡を残す
新しい行動をはじめたら、アウトプットをしてみてはいかがでしょうか。自分の行動の軌跡を残すことで後で見返したり、徒歩通勤を考えている同僚などに情報提供できるネタになります。
例えば
⇒徒歩通勤の様子や新しい発見、おもしろそうなお店の情報などをブログで発信してみる
といった方法があります。行動をアウトプットすることは有意義です。アウトプットした素材が自分の資産になることもあるでしょう。自分のことは自分であまり興味がなくても、あなたの経験を欲しがる人はたくさんいるはずです。
③ たまにサボる
どうしても気分が乗らない、天候の影響などがある場合には、サボっても問題ありません。習慣は一度身についてしまうと容易に忘れることはありません。こだわらずにサボる時はサボってみることもストレスをためないために大切です。はじめたばかりで無理して雨降りの日に徒歩通勤をする必要はありません。無理せず別の方法に切り替えて、晴れの日に確実に出来るように心掛けましょう。はじめたばかりのころは全てを完璧にすることは難しいです。できなかったことを責めるよりも、出来たことを自己肯定することが大切です。
5 まとめ
徒歩通勤を習慣化するまでには、
1 情報収集・・・徒歩通勤の距離の把握、徒歩通勤に取り組む目的を明確にする、ご褒美を準備する
2 準備・・・必要なものを書き出してみる、必要な手続き、楽しみながら取り組むための準備
3 お試し実践・・・スモールスタート、軌跡を残す、サボりを受け入れる
を意識してやってみてください。習慣化するまでは「明日からがんばる」は逃げの言い訳です。とにかく「今日をがんばる」「今日だけがんばる」といった強い意志のちからが大切です。徒歩通勤を習慣化して有意義な自分の時間を確保するに取り組んでみてはいかがでしょうか。
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