こんにちはフクロウです。仕事で取引先へ向かう時、駅からの距離が少しあって移動方法に迷う時ってありませんか?例えば1キロの距離を移動する場合、あなたはどの移動手段を考えますか?徒歩、タクシー、バス、最近では駅周りにシェアサイクルがある駅もあります。どの手段をとるかは、その時の天気や時間の逼迫度、荷物などの条件にもよると思います。私は毎日2キロの距離を20分かけて徒歩通勤で通っています。今回は徒歩1キロの距離について私なりの考え方をご紹介します。徒歩通勤を考えている方、取引先への移動手段に悩んでいる方は是非記事を最後まで読んでみてください。
1 徒歩で1キロ歩く際の所要時間は13分?
① 不動産屋が駅からの距離を測る際の基準は80mで1分
不動産屋さんで表示される駅徒歩〇〇分は1分で80mを歩けると想定しています。この80mは健康な女性がハイヒールを履いた状態で歩いた時に到達出来る距離が基準となっています。家族がいる場合には、全ての人がこれに当てはまる訳ではありませんが、こどもの歩くスピードだったり、お年寄りの歩くスピードだったり、その人の健康状態、年齢、体調、服装などによっても条件が大きく変わるため、一般的な数値を出す上では健康な女性というある程度スピードもありつつ、ハイヒールを履くことでスピードに制約をかけて、マイナス要因も加味した距離基準であることがわかります。
② 条件により変わる所要時間
ハイヒールを履いた健康な女性が基準ということを説明しましたが、当然その人によって基準の80mは変わってくることになります。子どもであれば、60mかもしれません。お年寄りであれば50mかもしれません。ベビーカーを押したママと赤ちゃんであれば半分以下の30mかもしれません。逆に健康でスニーカーを履いた成人男性であれば80mを越えることはまず間違いないのではないでしょうか。またそれだけではなく、地理的要因や気候的な要因などによっても所要時間は変わってくるでしょう。
③ サラリーマンなら10分以内も可能!?
では、健康なサラリーマン男性であればどうでしょうか。女性よりも男性のほうが歩くスピードが速いことは想像出来ます。また、サラリーマン男性であればハイヒールを履くよりも革靴を履くことが多いと思います。革靴はスニーカーには劣りますが、ある程度のスピードで歩くことが出来ます。私の経験上、2kmを20分で通勤していますので、これを踏まえて考えると基準の考え方では80m/1分で1㎞を歩くのであれば約13分かかるところ、サラリーマン男性の場合は1kmを歩くのにかかるのは10分程度と考えるのが妥当だと考えます。
2 徒歩での所要時間を増やす条件
① 地理的要因
- 大きな道路を横断するための信号
- 坂道などの傾斜による負担
- 道路工事などの交通規制による迂回
② 気候的要因
- 降雨による視界不良や濡れた地面
- 積雪による凍結道路
- 真夏日などの暑さ
③ 身体的要因
- 本人の体調
- 本人の身体的特徴
④ その他の要因
- 手荷物などの負担
- スニーカーやヒールなどの履物の装備
- 連れ合いの有無
3 徒歩かタクシーを迷うならタクシーを選択
① 徒歩かタクシーを迷うくらいならタクシーを選択
得意先に訪問する際に駅からの距離が1キロくらいの場合、サラリーマンの移動速度を考えると、1キロ/10分程度が想定されます。移動時間は徒歩で10分です。徒歩かタクシーで迷う場合にはまずはタクシーを選択することをオススメします。そして、距離感を把握でき、徒歩でも大丈夫という確証を得た時点で徒歩に切り替えることをおすすめします。無理に徒歩からはじめて、遅刻などしてしまった場合には迷惑をかけることになり、会社としての評価を落としてしまうかもしれません。時間に余裕がありウォーキングできる状態であれば、徒歩で移動しても問題ない距離だと考えますが、万が一に備えることも大切です。行くときは余裕をもってタクシーを利用し、時間に余裕のある帰りは、徒歩で移動するといったような考え方もありなのではないでしょうか。
② 1キロの距離は通勤には適度な距離
1キロ離れた会社への通勤を自転車にするか、徒歩にするかを迷った際には徒歩を考えてみてはいかがでしょうか。1キロの距離は徒歩通勤で十分通える距離です。特別大きな荷物や歩きにくい格好をするなら別ですが、サラリーマンなら1キロの距離なら10分程度で到着出来ます。普段ウォーキングなどの時間が余り確保できない方にとっては貴重な時間になるのではないでしょうか。
また、自宅を選ぶ際に、会社からの距離を考えた場合、近すぎるのはなんだか気が引けるような気がしませんか。かといって電車で通勤するような距離だと、満員電車のストレスを毎日受けることになります。そういったことを考えると、1キロくらいの距離があると、会社と少し距離感を感じることができるのではないでしょうか。
4 徒歩1キロの時間を有効活用
① 10分の貴重な時間
1キロの移動中、何もしないのはもったいないですよね。1キロの通勤時間ですと概ね10分程度です。せっかくですから有効活用したいと思いませんか。徒歩通勤をするメリットについてはこちらのブログをご覧ください。徒歩通勤の魅力がご理解いただけるかと思います。
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② 10分でもできる学びの時間
たかが10分、されど10分です。移動時間を学びの時間に充てると行き帰りで20分、週5日出勤で100分、1ヶ月20日出勤で400分、1年間で4800分の時間を確保することができます。普段の生活でこれだけの学びの時間を作ることはなかなか難しいですよね。速く帰宅して学びの時間を作ることができるかといえばなかなかそう簡単ではないはずです。なぜなら、帰宅するとその他の優先順位の高いタスクが目白押しだからです。食事の準備や家事、子どもたちとの時間などどれも大切な時間なのでないがしろにすることができません。そして気がつけば寝てしまうといった生活が続いている方にとっては徒歩通勤を取り入れることによって、強制的に学びの時間を確保することができます。
③ 1キロの運動から得られる成果
たかが10分、されど10分です。移動時間を運動の時間と考えると、上でも紹介しましたが、1ヶ月400分、1年間で4800分の時間を活用することができます。距離にすると、1日2キロ、1週間で10キロ、1ヶ月で40キロ、1年で48キロの移動距離になります。ルール化すると黙っていてもその距離のウォーキング時間が確保できますので、これほど効率的な運動ルーティーンはないのではないでしょうか。また、厚生労働省のデータによると、成人の必要な運動量は「1日60分以上の身体活動」又は「1日8000歩以上」を推奨しています。1キロのウォーキングで全てをまかなうことは難しいですが、成人男性の歩幅を概ね70㎝と想定(厚生労働省HPより)すると、1キロ歩くのかかる歩数は概ね1400歩、1日2800歩の運動時間を20分で確保できます。
③ 10分でメンタルを改善
会社であったこと、家庭であったことを家庭または会社に持ち込みたくありませんよね。私もそう思います。会社であった辛いことを家庭に持ち込んだり、家庭であったイライラを会社に持ち込むとどちらの場合も良いことはありません。そんな時に通勤、帰宅時間の10分をつかって、仕事と家庭の緩衝帯の時間を作ることで、気持ちの切り替えになります。その日、家庭であった出来事や仕事であった出来事などに思いも巡らせてみることで、その出来事に一定の整理をつけてみてください。自分ではどうにもならないと諦めて周りの助けをもとめると結論づけるだけでもスッキリしますし、自分でも対応方法が見えてくるようなことがあったりします。難しい課題でも小さな解決の糸口が見えるだけでもメンタルを落ち着かせることが出来ます。大切なのはしっかり考える時間をとることだと思います。
5 交通機関を使う場合のコスト
① タクシー
タクシーの初乗運賃で行ける距離は地域にもよりますが概ね2kmのところが多く、1km程度の距離であれば、ほぼ初乗りの運賃で行くことができます。また初乗り運賃については、参考文献によると東京都が730円、大阪が680円となっており、その他の地域が600円から700円の中で納まっている地域が多いようです。
参考文献
② バス
バスの区間設定も地域により若干の差はあるが、概ね2kmで設定されているため、1kmの距離であればほぼ1区間で到着することができます。バスの運賃については地域によって差があり、100円代で乗れるところから200円代のところまであり地域によってばらつきがみられます。
③ 自転車(レンタサイクル)
近年では、駅の周辺などにシェアサイクルなどが登場しており、気軽自転車をレンタルすることができます。自転車であれば気軽に移動でき、1km程度の目的地であれば往復することも問題なく利用できますが、現状では提供されているエリアが限定的となっています。料金体系については、1日レンタルや時間レンタルなどの料金体系があり、運営会社によって料金体系が異なっているようです。
6 まとめ
徒歩1キロの距離は、普段から運動するような人であれば10分程度で移動できる距離でしょう。しかし、そこに諸条件が加わることで多少の増加があったりして時間が変わります。通勤時間を考えるのか、今まさに移動したいのかで条件が変わってきます。私の考えは徒歩通勤を考える場合には1キロの距離は是非取り組んでみるべきだと考えます。しかし切迫した状況や時間に余裕の無い状況、大切な商談などの前は、万が一の道に迷う場合や遅刻、汗などによる衛生的な面での印象が下がるような事態を避けるためにもタクシーを利用することをオススメします。是非参考にしていただき、1キロの距離から歩く機会を多く取り入れて下さい。
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